巴乙ドラマ12節

巴乙ドラマ12節

ノイズの裏にある数字

10年以上にわたりバスケデータを可視化してきた私。最近はブラジル2部リーグの狂乱に挑戦中。セリエBは昇格への夢だけではなく、予測不能さに満ちた統計マインフィールドだ。第12節では30試合がラストマーチやゴールドライアウトで埋め尽くされた。

ゴイアス、クリシウマ、アヴァイといったチームが上位争いを繰り広げる一方で、降格圏での戦いも激しさを増す。だが注目すべきは、わずか3分間で流れが変わった瞬間だ。

戦術変化と隠れたパターン

特に印象的だったのはミナスジェライス・アスレチックによるアヴァイへの4-0勝利。xG(期待得点)は3.8と記録され、決定力以上の支配力を示した。

フェロビアリャ対リーヴァ・プラテとは、両者ともシュートオンターゲットを7本以上記録したにもかかわらず0-0という結果に——これはプレッシャー下での決定力不足を如実に物語っている。

またヴィラ・ノバの連続無失点も驚き。この週にはペナルティ킥3本を阻止するなど、守備陣の粘り強さを見せつけた。

数字を超える意味

ブラジル・レゲラータスがクルチバ相手に終盤に2ゴールを決めたのも興味深い。モデルでは勝率6%以下だったのに……こうした逆転劇こそがこのリーグの魅力だ。

さらに平均ゴールタイムは9分未満まで低下しており、守備の一貫性が失われつつある兆候も読み取れる。

「2部=退屈」と言うなら、「こここそ情熱が技術より優る場所」と答えたい。

WindyCityAlgo

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